更新情報:
- 2024.03.24
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<9月のおすすめの本>
指輪物語
指輪物語『旅の仲間』『二つの塔』『王の帰還』全6巻
J・R・R・トールキン
瀬田貞二、田中明子訳
評論社
ホビットの冒険に続く長編ファンタジー。
ビルボが旅の途中偶然手に入れた指輪をもとに物語が展開していく。
最初はホビット4人で出発した旅がどんどん話が大きくなり、色々な人や国を巻き込んでいき、やがて仲間がバラバラになってしまう。中盤からは2組に分かれてしまったホビットのそれぞれの視点から物語が進んでいく。『ホビットの冒険』に登場する「ゴクリ」が今作でも登場し、冒険の重要な役割を果たす所が楽しくもあり、ハラハラさせるポイントでもある。巻数の多さに臆せず読んでみてほしい。(武貴)
J・R・R・トールキン
瀬田貞二、田中明子訳
評論社
ホビットの冒険に続く長編ファンタジー。
ビルボが旅の途中偶然手に入れた指輪をもとに物語が展開していく。
最初はホビット4人で出発した旅がどんどん話が大きくなり、色々な人や国を巻き込んでいき、やがて仲間がバラバラになってしまう。中盤からは2組に分かれてしまったホビットのそれぞれの視点から物語が進んでいく。『ホビットの冒険』に登場する「ゴクリ」が今作でも登場し、冒険の重要な役割を果たす所が楽しくもあり、ハラハラさせるポイントでもある。巻数の多さに臆せず読んでみてほしい。(武貴)
<9月の詩>
ライラックの枝のクロウタドリ
「風見鶏の四つの文字」
古い教会の、高い塔の屋根の上、
金色の風見鶏が立っている。
その下に四つの文字が───N、S、W、E。
この四つの文字が何を意味するかはわからない。
いつだか、だれだか教えてくれたが、
「あれは、こうで、これは、ああかもしれないよ」と。
でも、今わたしはこう思う。
Nは、「なんにもないところ」
Sは、「そこらへん」
Eは、「いいところ」
そしてWは、「わからないところ」
もしまちがっていたら、それはそれでかまわない。
詩集『ライラックの枝のクロウタドリ』
ジェイムズ・リーヴズ詩
エドワード・アーディゾーニ絵
間崎ルリ子訳
こぐま社
古い教会の、高い塔の屋根の上、
金色の風見鶏が立っている。
その下に四つの文字が───N、S、W、E。
この四つの文字が何を意味するかはわからない。
いつだか、だれだか教えてくれたが、
「あれは、こうで、これは、ああかもしれないよ」と。
でも、今わたしはこう思う。
Nは、「なんにもないところ」
Sは、「そこらへん」
Eは、「いいところ」
そしてWは、「わからないところ」
もしまちがっていたら、それはそれでかまわない。
詩集『ライラックの枝のクロウタドリ』
ジェイムズ・リーヴズ詩
エドワード・アーディゾーニ絵
間崎ルリ子訳
こぐま社
<9月の俳句>
キセキレイ Photo by WAKO
ノコンギク Photo by Maki
賜りし メロンの色の 硬さかな
井伊恒子
井伊恒子