いい本屋 COME HITHERは、兵庫県神戸市東灘区岡本にある児童書専門店です。
住宅街の一角にある本屋です。
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更新情報:

2025.02.01
2月1日に瑞雲舎から絵本『ライオン』が出版されます。 皆さん、ぜひ手にとって読んで下さい。

<2月のおすすめの本>

ライオン

『ライオン』
ウィリアム・ペーン・デュボラ文・絵
まさきるりこ訳
瑞雲舎

むかしむかし、空たかく、くもの上より、まだずーっとたかいところに白と銀色にかがやく宮殿がありました。その宮殿はどうぶつ工房とよばれていました。

訳者の間崎ルリ子さんが、この本に最初に出会ったのは、今からはるか64年も前、ボストン公共図書館の児童室においてでした。それからニューヨーク公共図書館で、帰国後はアメリカン・スクール・イン・ジャパンの図書館で、さらに神戸市の自宅で開いた「かものこ文庫」でも何度も子どもたちに読んで聞いてもらっていたそうです。日本の子どもたちには、原書の英語の文章の下にえんぴつで訳文を書いていたそうです。

<2月の詩>

幼い子の文学

「牧場」 ロバート・フロスト
牧場の泉を掃除しに行ってくるよ。
ちょっと落葉をかきのけるだけだ。
(でも水が澄むまで見てるかもしれない)
すぐ帰ってくるんだから──君も来たまえ。

子牛をつかまえに行ってくるよ。
母牛(おや)のそばに立っているんだがまだ赤ん坊で
母牛が舌でなめるとよろけるんだよ。
すぐ帰ってくるんだから──君も来たまえ。

『幼い子の文学』
瀬田貞二
中公新書

<2月の俳句>

ヒレンジャク(赤い実はナナカマド) Photo by WAKO

スミレ Photo by Maki

春の日に サーカス小屋の ピエロかな
                 井伊恒子
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